鳥あるいはDolly

Dollyは人形でクローン羊でロリータ

【蔵書整理】エドワード・ゴーリー『ギャシュリークラムのちびっ子たち』他2冊

紙の本を買ってしまうので蔵書が増えてきた。本を把握するためにちょっと整理のための記事を書く。

とりあえずお気に入りの絵本から。

絵本は文庫や単行本に比べて割高な感じがする。しかも電子書籍にならないし。

エドワード・ゴーリーはお気に入りの作家の一人だ。最初に買ったのは『ギャシュリークラムのちびっ子たち』。1ページごとにただただ子どもたちが死んでいくアルファベットブックで、背景が一切説明されていないからそれぞれについている挿絵から想像するしかない。訳もよくて死因はたいてい七音で表現されている。

 

『うろんな客』たぶんゴーリーの絵本のなかで一番人気があるんじゃないかと思われるキャラクター。コンバースを履いてマフラーを巻いている。行動が突飛だけどどこか憎めない可愛さがあるので私も好きだ。

あと訳が短歌になっているので読んでいてリズムが気持ちいい。英語がちゃんとできれば原文のリズムもわかるんだろうけど…。

 

『優雅に叱責する自転車』

プロローグの言い回しからして好きだし、この時間の感覚がラストにつながっている感じがする。ゴーリーらしい意味がよくわからない物語となんとなく納得するオチがよい。