2023年1月の短歌まとめ
今月つくった歌7首です。
マシュマロの手触りで耳たぶの硬さの街並みを夢見た朝
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月1日
/uta #tanka #短歌
1.夢の感触。知らない街に住んでいる夢をよく見る。
空を抱き猫に沈むなにもかも私のものでない夢の墓場で
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月1日
/uta #tanka #短歌
2.夢の感触。
食卓の寿司の向こうに父がいて言葉をさぐるガリばかり見る
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月2日
/uta #tanka #短歌
3.父親と交わす会話なんてなにもないわけ。
まっさらな土地は記憶も塗り替える砂埃が舞う空が高い
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月3日
/uta #tanka #短歌
4.建物を取り壊してしまうとそこに何があったかすぐに忘れてしまう。
管理されコントロールされるわれら低い不良率を誇るイエ
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月4日
/uta #tanka #短歌
5.NHKの「100分deフェミニズム」を観た。ディストピアではすべての人間が管理されているけれど、女子供という存在は家父長制のなかでは常にその対象だったんだなあと思った。
唇の色を混ぜあうそれが世界を慰める全てだった
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月5日
/uta #tanka #短歌
6.弱いちからではあるけれど、個人の生き方そのものでしか世界に応対できないんだ。
蝋梅
— 𝑫𝒐𝒍𝒍𝒚 (@Dolly_is_Sheep) 2023年1月18日
暗闇でよく薫る花 色めいて ワックスの艶指先でなぞる
/uta #tanka #短歌
7.蝋梅はよく香る