epilogue混沌
「第四戒なし」
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月28日
大人を苛む.
ハリーが彼に会ったときにはもう既に何もかも手遅れだったし,ハリーにできることは何もなかったはず.誰のことも目に入っていない少年とは,友だちになりたくてもなれない.
早朝の 道路ノイズで 目が覚めて
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月29日
遠くの記憶 クロワゾニスム
/uta
人の営みから生まれたり消えたりしたものは色々あるけれど,そういったものは背景を含めてわりと肯定的に見てしまう.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月29日
可謬主義的でもある.正当化や一貫性なんかなくても,誤りと修正の繰り返しという人間観.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月29日
人は好きだけど自分のことはほんのり嫌い.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月30日
私のことはずっと侮っていてほしい.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月30日
褒められるのは本当にとても嬉しいのだけど,褒められは贈与で,負債なの.返済義務が生じるの.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月30日
酔芙蓉の花言葉は
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年9月30日
「心変わり」「繊細な美」「しとやかな恋人」そして「幸せの再来」
バイカラーの レギンス穿いて 一人弾む
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月1日
顔が好き
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月2日
指が好き
声が好き
背の高さが好き
肉付きが好き
匂いが好き
後ろ姿が好き
佇まいが好き
物腰が好き
《可愛い人の》
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月2日
J・ラカンは親切さの欠片もないわからなさが好きよ.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
少しでもわかりたい,近づきたいと思ったら自分が変わるしかない.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
デスクトップに 置かれた君は
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
処理できず
ただ目について 心惑わす
/uta
私たちは惑うようにできていて
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
惑わずにはいられない
そして
人を惑わせるのは常に人だ
《蛇瓜》
人が私を考えさせる
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
思考させる
考えずにはいられない
認識が事物を既知に放り込んでしまう.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
自分の思考の外に出たい.
私をずっと考えさせてくれる人は大好きだ.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
Message 4U
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月3日
What are the rules of your life?
何を見て聞いて異質だと思ったのか,もう思い出せない.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月4日
けれど,今までと同じように一般的な省エネ対応をするのは何か違うと感じてしまう.
既存のフォルダに入れられないし,適切な処理ができない.
理解できることはない,という前提がまずある.悪い意味ではなくて,そのわからなさこそが魅力だということ.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月4日
だから,一番怖いのは自分が人をわかった気になるということ.
避けられて,存在を無視されて,会話を拒絶されると胸が痛む.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月4日
一方で,この状況でこの行動をとる人の人間観と,行動を選択した際の優先順位を考えている.
見えていないものはそこにないのと同じだけど,認識しなくても存在はある.あるものをないことにはできない.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月4日
話し言葉は常に足りなくて常に過剰だ.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月5日
でも多分,会話は過剰なくらいがいいんだ.オープンさを演出することで "私たちは既に十分仲が良い" と錯覚させることができる.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月5日
私自身,たくさん喋ってくれる人といると安心する.私はあまりたくさん話せないから.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月5日
口頭によるコミュニケーションは雑で,後に残るのは気持ちだけだけど,話すこと以外で何かを伝えるのは難しい.私は感度がよくないから.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月5日
会話するのがヒトだと思っているせいか,反応がないとか会話をしないとか拒否するとかされると,相手をヒトと看做さなく傾向があることに気づいた.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月6日
ヒトの姿形をしているのに表現方法がヒトではない人間に対してどう接するべきか.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月6日
同時に,見慣れたヒトの形なのにヒトっぽくない挙動は不気味な印象も与える.
役割の仮面はヒトっぽさを取り繕ういいツールだ.
ちゃんと現実の人を見ないと,簡単に記号とか概念とか情報になってしまう.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月6日
歓迎されない好意は害悪なので,引くことを知っているし表面上それはできる.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月7日
だけど探究に対する対処を私は知らない.
観察して
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月7日
収集して
丸呑みして(咀嚼できないので
解釈
受け付けなくて
消化できなくて
吐瀉物
《混沌》
よくわからない生きものがいて
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月7日
何かを与えたら
足踏みをしたり
無視したり
何かしたつもりがなくても
笑ったり
沈黙したり
秩序から見た渾沌は
解釈すら受け付けなくて
許されなくて
穴を開けたい衝動に
駆られてしまうのです
《渾沌》
ねえ知ってる?
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月7日
頭のおかしい人間自身は日常生活ではあまり困らなくて,周囲のまともな人間が影響を受けて病んでいくんですって.
私?
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月7日
私は義憤も殺意も暴力もなしに,スイッチさえ入ればすぐにアイヒマンになれるくらいには,善良で模範的な一般市民ですよ.
初っ端から一周して,邪悪に戻ってきたよ.
— Dolly (@Dolly_is_Sheep) 2021年10月8日
レイヤーをずらしながら螺旋状に思索を重ねることを何度も繰り返して.
もちろんこれからも何度も繰り返す.
これは記録した最初の一周.
あなた方が異性や同性に寄せる愛にかけて,このtweet群がお気に召しますよう.
*1:これは『愛なんてセックスの書き間違い』の最初の短編なんだけど、フェアが本当に殺したかった相手というのは父親でなくてドイツ人女性のほうだったのでは、と思う。
*2:クロワゾニスムとはモチーフを単純化し太い暗色の輪郭線で濃淡のない平らな色面を囲う絵画表現手法。
*3:制度とか政治とか文化とかそういうの。
*4:人は過ちをおかす生き物だから許したいしやり直したいし愛おしいと思える。正しさだけが全てではないし、そのために色んな人間が必要だと思っている。
*5:褒められによる期待値の高さが負担です。普段の日常生活で褒められることがないので、褒められると話半分にきく。
*6:ちょうど今、公園なんかできれいに咲いていてね。
*7:種田山頭火の自由律俳句を目にしたので、ちょっとそれっぽいのを書いてみた。
*8:この日の夜にブログ(この記事だ)を書くために鍵をあけたんだけど、翌日朝のa_manのツイートが「ポエジーボム」で、全然関係ないかもしれないけど念のためここにメモしておく。別にこれ特定の人間に対してではなく概念としての「可愛い人」を想定した詩なので。
*9:これもちょっと自由律。爽籟は秋風のさわやかな響き。
*10:ジャック・ラカンは、私がかつて憧れていたブロガーさんが絶賛していた哲学者で、私が哲学を学ぶきっかけにもなった。ソクラテスからカントまでやって、ようやくラカンの用語がなんとなくわかってきた感じ。まだまだ全然わからなくていつまでも追い続けていられる。
*11:学んで学んで自分のバージョンをあげる。
*13:このツイートでようやく一番最初に物語が戻りました。さあて、これからだ。
*14:4Uシリーズ。どんなルールで生活しているのか。
*15:デスクトップの君についてうたった歌の延長ツイートです。
*16:見えない存在って忘れがち。そこにあるのに見えてないってこともよくある。
*17:ちょうどよい分量で話すなんて不可能です。「しゃべりすぎた」と「言葉が足りなかった」を繰り返してしまうので、どうしても「過不足なく」を目指してしまうけれど。
*18:こういうことが普通にできてしまう人はすごいと思ってしまう。そしてそういう人たちに私はずいぶん助けられてきた。オープンさと、ここまで入ってきても大丈夫っていう懐の深さが見えるから、この類の人たちに私は逆にしがみつかなくて済む。
*19:ノンバーバルコミュニケーションを読み取るのにも技術が必要です。
*20:とにかく会話で意思表示しろと叩きこまれすぎている気がする。誰もかれもが「言わなくちゃわからない」という。その通りではあるけれど、沈黙も会話のひとつなのよね。
*21:これは常に私の中の課題のひとつでもある。偏見と言われようと、様子のおかしい人間に対してはかなり身構えてしまう。私のなかの「人間」という枠の範囲が狭いのかもしれない。
*22:倫理です。逆にビッグデータの先に人の営みがあると想像できる人がどれくらいいるか。嫌悪を抱いている人がこれだけいるのに、個人が特定されなければそれでいいといえるのか。記号としての扱いと人としての扱いの境界はどこにあるのか。
*23:7つ穴を空けたら渾沌は死んでしまうので、秩序の行為は邪悪ですよね。言うまでもなく秩序は私で渾沌はあの方です。
*24:母親が頭おかしいとまず子供が病むと聞く。
*25:ごくごく凡庸な邪悪です。
*26:終わりです。気が向いたり、新たな犠牲が出たらもう1周するかもしれませんが。